Process series
名古屋栄「無印良品マルエイガレリア」店舗内に設けられた、東海エリアの素材を使用し工作体験ができるハンドクラフトコーナーの常設展示に向けデザインした、5つの素材を使用したインテリアアイテム。
Process seriesは、5つの素材それぞれに適した簡単な加工を施すことで制作できます。知識や視覚的な情報だけでなく、自らの手で素材に触れる、その過程を通じ素材本来の魅力を味わえるよう、作る【プロセス】をデザインしています。また、無印良品の製品と組みわせることで、素材感がありながらもシンプルなインテリアアイテムとして馴染み、暮らしの中で素材の魅力に触れるシリーズです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「アルミ板・真鍮板の絵画」
アルミと真鍮の板は光の反射が美しい素材です。マスキングを施しヤスリでさっと削るだけで素地とのコントラストがうまれ、より豊かな表情となります。さながら絵画のように飾ることでお部屋に心地よいリズムを与え、金属らしい繊細な輝きが暮らしを引き立てます。
「粘土のコースター」
瀬戸の粘土はきめ細やかでなめらかな質感が心地よい素材です。スタンプ感覚でカップを粘土に押しつけることで、くっきりと底面を写しとったコースターです。有機的なコントラストが美しく、あたたかみのある粘土の質感が食卓をやさしく彩ります。
「レザーのスカート」
革の廃材から作られているリサイクルレザーは革本来のコシや立体的な表情が美しい素材です。四角にカットしたレザーシートに切れ目を入れ、さながらスカートを履かせるように使用すると革らしいシワ感や厚みのある立体感が生まれます。いつもの小物に組み合わせるだけでインテリアにアクセントを与え、ちょっとした上質さを演出します。
「丸太のフロアランプ」
間伐材の丸太はひとつひとつが個性豊かな素材です。年輪に光をあてることで、しっかりと刻み込まれた成長の証が美しく映えるフロアランプです。またすっきりとした照明器具との組み合わせが丸太の存在感を程よく和らげインテリアと調和します。間伐材の丸太が暮らしに寄り添い新たな時を刻みます。
「タイルの箱」
いつもは壁に整然と埋まっているタイルを壁から取り出し、一つ一つに目を凝らすと裏面が格好よかったり、側面の釉薬ダレが絶妙な色味だったり、少しずつ違う個性をもっています。積んだり、並べ方を考えてみたり、新たな発見が創造の可能性を広げます。
写真/ ©ToLoLo studio